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生まれる瞬間の記憶

お腹の記憶。お母さんのお腹で思ったこと「人間の人生って大変!」。
こんなことを思っていた胎児は、産道を通って生まれてくるという選択も、するはずはありません。
痛みも感じない方法に、大賛成していたのかもしれませんね。
帝王切開で生まれこの世で第一声を発したのは、麻酔が覚めて宙づりにされてからでした。

この時に芽生えたのは「恐怖心」キュッとからだをこわばらせることだったようです。
産道を通ってくるとからだで「さあ、次の人生の幕開けだよ」って、否が応でもでも「怖い体験」による「からだの記憶」がインプットされます。
生まれたばかりの小さな女の子は、ふわんとしたとめどなく広がる「夢の中」で漂っていたかと思ったら、次の瞬間に処刑台に吊るされたような感覚を体験しました。
まさに「天国と地獄」ここから現実と呼んでいる物語が始まります。

1人遊びで生まれた世界

同じ屋根の下に大人たちがいっぱいの環境で育った女の子は、物心着くとよく出かけていた場所がありました。
もちろん泥遊びも十分にできる環境で、子供らしい遊びもしていましたが、「1人になること」を好む性質も併せ持っていたようです。
近所にあった「不思議な本屋さん」に行っては、大人の図録や神話の本などを眺めて空想にふけっていました。
親にお願いして買ってもらった「バービー人形たち」は女の子にとっては、舞台の「女優」や「男優」でした。誰にも邪魔されない1人遊びの時間は、もっぱら「大人びた演劇ごっこ」です。

ヒーロー、ヒロインのバービー人形は小さな女の子が考えたにしては、とっても早熟な甘美な恋愛劇や悲劇を演じてくれたのです。
そこには大人には決して見せてはいけない秘密の世界が縦横無尽に繰り広げられていて、本の中にいた神々たちは神話の世界だけにとどまらず、少女の小さな手からからだ全体に溶け込んでいくのでした。

「他とは違うこと」への恐れ

活発ではあるけれど内に秘めた世界を持っていた女の子は、成人し大人の世界で生きるためには、自分の感性や不思議な体験を誰かに話すことはありえないと感じていました。
何かの掟に反すると思ったのでしょう。
口外せずに心の中にずっと止めていたのです。
そればかりか必死に「他と違うこと」を忘れ去るために、大人の世俗的な「生き方」を真似ようとして、周囲に望まれる「外見」を取り繕って行ったのです。
でも抑えようとすればするほど、その衝動は外に出ようともがくことも、様々な事件の体験で知りました。

心の分裂による歪みの影響

次第に女の子は大人の女性として成長していきます。
ところが美容師の道を選択したはずの彼女は、心の中に住んでいる女の子と分裂を始めたのです。心の分裂に気づかなかった彼女は、とうとう大きな病気を経験することになります。

整っていたお顔は見るも無残に崩れ去り、仕事以外では外に出ることもなくなり、起き上がることもできなくなってしまったのでした。次第に自分の内側の世界へと導かれていった彼女は、ついに自分が長年付けてきた「完璧美容師」の仮面を外す時がやってきます。

大人たちの誰も教えてくれなかった、精神と感情と肉体の関係を神秘的な体験とともに学んでいきました。
その頃の彼女は有名ブランドの服を脱ぎ去り、アウトドア向けアメリカの衣料品メーカーのカタログで毎月どかっと届く「スタイリッシュ」ではない服を好んで着ていました。

「からだ言語」への理解

「美容師」としての仕事と「肉体に起こった不具合」の原因追求。
この2つは全然別のものとして彼女の中での区分けがはっきりしていましたが、次第に両者は混じり合い反発しあいながらも統合する時がやってきます。
自身のからだのメカニズムを学ぶにつれて、からだは常に「からだの言語」を発信していることに気づくのです。
すでに髪や肌は単独では存在しない、からだの一部ではあるが全体でもあることを知りました。

精神や心に良いことはからだにも良いし髪や肌にも良い。
この結論は、変わることはないでしょう。

小さな女の子は再び神話の本を持って、彼女の前に現れることになりました。
新しい旅の前触れでしょうか。
手に持っている神話の本には、いったい何が書かれているのでしょう。

新しい「健康」のふた文字に、どんな考えを重ねていったら良いでしょう。
ここには西洋由来やアメリカ由来の言葉を重ねたくないですね。